こんにちは!
外壁塗装・屋根塗装を専門に行っています【株式会社塗匠人】です

先日、群馬県利根郡昭和村にて、ご紹介を通じてご依頼していただいた、お寺の木部塗装(寺門)工事を行いました。

経年劣化が進んだ木部

 

施工前の寺門の木部は、長年の風雨に晒された影響で、塗料の剥がれや木材自体の痛みが目立っていました。
特に、木部は一度劣化が進むと雨水を吸い込みやすくなり、構造的な弱点になってしまう可能性もあるのです。

今回の施工は、"美しい景観を取り戻す"ことと同時に、木材を水や紫外線から守り、"建物の寿命を延ばすこと"が、重要な目的でした。

艶感を抑えた「上品さ」と耐久性の両立

使用した塗料にもこだわりがあり、下塗りには、木部との密着性を高め、耐久性を向上させる「カンペ一液M木部用下塗HG」を使用。
そして、中塗り・上塗りには、高性能な「カンペ一液MシリコンHG」を使用させていただきました。

特に工夫したのは、「艶(ツヤ)」の調整ですね。
今回は、フルツヤではなく「5分ツヤ」という、ワンランク落とした仕様をご提案いたしました。
ツヤを抑えることで、光沢が強すぎず、周囲の環境やお寺の雰囲気に馴染む上品で落ち着いた仕上がりになったと言えるでしょう。

シリコン系塗料は耐久性が高いことで知られているので、見た目の美しさが長持ちする点も大きなメリットですね👆

お施主様の想いを形に:デザイン塗装への挑戦


今回の施工では、お施主様のご希望を叶える「デザイン塗装」を取り入れさせていただきました。

寺門に施された花や葉の装飾部分を、通常の均一な塗り方ではなく、お施主様のイメージ通りの色分けで仕上げました。
細かな色分け作業は技術と手間が必要となりますが、その分、完成した際の満足度が高いのです!

単に塗り替えるだけでなく、「想いを込めて再生する」、それが私たち塗匠人の仕事の醍醐味だと感じています。
木部に色と生命力を吹き込むこと。それは、建物の綺麗さを取り戻すだけでなく、木部自体の劣化を止め、さらに数十年先まで美しさを維持する役割をします!

私たちは、建物の美観維持はもちろんのこと、その歴史や地域の景観に配慮した丁寧な施工を心がけています。
建物が持つ本来の美しさを引き出し、長く守るお手伝いをさせていただきます。

木部の痛みや、塗装の剥がれなどお悩みの方は、ぜひ一度【株式会社塗匠人】にご相談くださいね!